ブログご無沙汰してました。5月の日本でのライブを終えてアメリカに帰ってきてから相変わらずいろいろと回っています。
先週末は自分の好きなマサチューセッツ州のニューベッドフォードのフェスティバルに参加してきました。今回で3度目、2年振りの出演でした。このフェスの面白いところは、各自のソロのセットの他に、ワークショップという名で同じステージに4組ほどミュージシャンが出て、順番に弾いていく設定があることです。そして時にはその場でコラボのようになったりもするので、出演者もお客さんもそのどうなるかわからない所があり、その緊張感みたいなものも楽しんでいます。
今回の自分の最初のワークショップの名前は、”Guitar Men”。ギターにフォーカスしたもので、アメリカからはPete KennedyとHarvey ReidのベテランギタリストとカナダからJ.P. Cormierというギタリスト。そして自分の4人でステージに立ちました。それぞれ違ったスタイルでステージからでしたがリスナーとしても楽しめました。自分は基本的にカバーはほとんどやらないのでオリジナルでいきました。
右からHarvey Reid, J.P.Corimer, Pete Kennedy
色んなミュージシャンが出ているのもフェスティバルならでは。今回はAoife O’DonovanやPatty Lankinなどのちょっとキャッチーな女性アーティストもいる中、今まで知らなかったアーティストと知り合えるのも楽しみの一つです。なかなか自分の出番の合間に色んな他のミュージシャンをゆっくり見る余裕はなかなかないですが、それでも今回の発見はJoshua Davisというミシガン出身のシンガー/ギタリスト。歌もギターも洗練されていて感動しました。こういう風にギターの音が出せるのはなぜだろうと思います。
そして2日目のワークショップで一緒になった、Joe Jencksというシンガー。終わってから彼からCDをもらい今週のミシガンツアーに持ってきてひたすらこのアルバムを聴きこみました。声が良く非常にクオリティの高い歌です。
下のリンクはアルバムで好きな曲”One Piece at a Time”
このフェスから家に帰って翌朝の早朝ミシガンへ。今回のハイライトはリボニアという町でのライブでJason Dennieというギタリストとの共演でしょうか。スティール弦を自由に操る人でギターの音の出し方がツボでした。彼が最初のセットを弾きましたが、自分の出番を忘れるくらいお客さんとして楽しみました。そして急ですが、せっかくなのでと彼にライブの最後に日本語のオリジナルに急遽入ってもらいました。色んな所にすごいのがいるなあ、もっと練習しないとなあ、と思いながらミシガンを後にしました。
ライブの後Jasonと
ミシガン最後のライブはカナダとの国境にある町ポートヒューロン。ライブの休憩で外に出てみるとこんな空でした。