12月

またご無沙汰しているブログで、早いものでもう12月です。
ニューハンプシャーの景色

アメリカは11月終わりのThanksgiving(感謝祭)が終わり、年末までをHoliday Seasonと言って、多くの人が一年で好きな季節であると同時に、クリスマスのプレゼント交換のためのショッピングのためにとてもストレスで慌ただしくなる時期でもあります。クリスマスが商業的になってしまった 今は、感謝祭の方が純粋に人と人が集まる機会ということで好きだ、と最近会った何人かは言っていました。

先週末はこの冬初めての雪が降りました。そんな中、北へ向かいニューハンプシャー州で演奏してきました。かなり寒かったですが、この季節にふさわしい、外は雪が静かに降り屋内は暖炉で暖かく、クリスマストゥリーのモミの木の匂いがたちこめる、そんな身体も気持ちも暖かくなる雰囲気で演奏しました。コンサートが終わった後は、若者から年配まで、主催者たちや残った人達が暖炉を囲みしばし集い、それぞれの話をシェアしあいました。そういう場にいると今更ですが、アメリカ人は本当にそれぞれ自分自身の尺度で生きている人達だなと思います。他人がどう思おうと、自分はこうだ、そしてそれが当たり前、また尊重される環境なので、それを聞いた人も別に何とも思わない、そんな感じです。それが行き過ぎいろんな問題があるのだと思いますが、逆に音楽などにおいてはそれ故にアジアではまず産まれてこないであろうクリエイティブな作品や音楽が発展するのだ思います。あと僕はアメリカのギタリストの弾き方、音の出し方が上手く言えませんがベタっとしていなく、カラッとしているところも好きです。


自分は日本人であるため完全にそうはなれませんが、創作、演奏に関してはこの環境で学んできたことも多く、そういうスタンスで一つ一つのライブに取り組みたいと思っています。
今年もいろんな場所に行き演奏してきました。南から北へ、東から西へ。最近の自分の創作、コンサートの組み立て方は、いろんな場所から人からヒントを得ることも多い気がします。特に最近はソロでの活動が多く、同じ風になってしまうことも多いため、少しでも新しい場所でそこに住む人達のストーリーに入り込みたいと思っています。
今年作った新しい曲も徐々にたまってきています。この年末はそれを作品にするため、アイデアを練り、アレンジし、レコーディングに向けて動こうと思っています。