メインへ

ミシガンから帰ってきてからすぐにアメリカ東海岸最北の州の一つメイン州へ。オシピーバレーミュージックフェスティバルに出演するために行ってきました。メインへは今回が初めてでしたがやはり遠かったです。でもそれだけ行ったかいはありました。

一日目は到着してすぐにこのステージでやりました。自分の演奏した時間はまだ明るかったですが夜が更けて来るととてもよい雰囲気でした。
フェスに来ている人達のほとんどはキャンプです。今回は自分も久々にキャンプしました。みんな設備も本当にばっちりで、本格的に「遊ぶ」のがうまいです。アメリカ人はこうして夏休みを楽しむために他の季節頑張っていると言っても過言ではありません。
そして醍醐味はライブ終了後の真夜中のセッション。こっちのフェスのすごいところが聴きに来るお客さん達が基本的に楽器を弾くのが大好きなためこのようにセッションになります。知らない人達も楽器を通して一気に仲良くなります。
今回は自分も参加していろいろと勉強になりました。こうしてルーツ音楽が継承されているのが分かりました。
二日目はまた違ったロケーションでの演奏で、聴き込める雰囲気でやりました。風通しのよい空間で気持ちがよかったです。
自分の出番が終わるとあとは他の出演者のライブを楽しみます。いろんなアコースティックなミュージシャンが出ていましたが本当にうまいなあという人もいくつかいてびっくりしました。
メインの早朝。緑が深くきれいでした。

ミシガン2

ミシガンとイリノイから帰ってきました。ツアーの後半のレポートです。

3日目はギターワークショップをやりました。今回は自分がソロでやる際に用いているダドガドというチューニングについて。今回は課題曲としてこれもよくやっているスコットランドのWater is Wideを。ミシガン州のミュージシャンは滋賀県と姉妹州とかで、琵琶湖のミシガン号で演奏した人も何人か出会いました。

翌朝近くにある世界的に知られる楽器屋さんElderly Instrumentへ。ワークショップを企画してくれたBenがかつてここで働いていたこともあって連れて行ってくれました。開店午前11時少し前に行くと店の前には列が。ラーメン屋ならともかく楽器屋で開店前に列ができるのは初めて見ました。店内はさすがの品揃えでした。とても買えないですが見るだけでも楽しかったです。

観光客風に店の前で一枚。

次の目的地は、西のミシガン湖畔の町ソーガタック。ここにあるSaugatuck Center for the Artsでのコンサートです。この辺りは夏になれば観光地としてぐっと人口が増えるそうです。確かに前に来たときはかちかちに凍ったミシガン湖に人気は全くありませんでした。

会場の前はこんな感じでのどかでした。

 なかなか良い空間でした。
翌朝イリノイへ向かいました。途中湖の見える良い場所はないものかと散策していたらきれいな砂浜を発見し、しばし止まりました。
イリノイ州はロックフォードという町へ。かつて日本でも人気のあったバンド、チープトリックの出身の町です。演奏したのはアンダーソンガーデンの夏のコンサートシリーズ。今回は姉妹デュオのLily & Madeleineのオープニングとして演奏しました。さすがの姉妹だけあり、息ぴったりのハーモニーを聴かせてくれました。
この日はものすごく暑く湿気の多い日でした。おかげで演奏する側も聞く側も汗びっしょりでした。ミシガン、イリノイのように寒さの厳しい地域は夏限定のイベントも多く、夏を精一杯楽しもうというのが伝わってきます。良いツアーでした。

ミシガン

夏のミシガンは気持ちがいいです。前回は真冬でそれはそれできれいだったのですが雪に悩まされたので今回はそんな心配もなくすがすがしいです。

一日目は図書館でのコンサートシリーズ。

お店のような”Open”という看板がおもしろかったです。
空腹での演奏だったので終わってすぐがっついてしまいました。
二日目はリボニアという町へ。ここにあるライブハウス”Trinity House Theatre”にて演奏。この場所のことはいろんな人達から聞いていましたがやはり素敵な場所でした。聴きに来る人も演奏側も音楽にぐっとフォーカスできる環境が素晴らしいです。ミシガンの人達は暖かいです。

録音

新作の録音をブルックリンでやりました。今作は武石さんとのデュオがメインでそれに加えてソロを数曲。できるだけ生の音をうまく再現できるようにと録音しました。
今回は武石さんには演奏だけでなく、エンジニアとしても活躍してもらい、そのプロぶりに感心させられました。

前作「Heartland」をリリースしたのは2年前ですが録音自体はさらに前になりますので、かなり久しぶりのレコーディングで楽しかったです。この3年程でためていたアイデア、思いを今作に注げたのではと思っています。

ギターはマイク4本で録音しました。
こんなシンプルな数個のパーカッションですが、目を閉じて武石さんのプレイを聴いているとオーケストラのようなダイナミクスを感じます。今回は自分もギターを持ち替えたりしようかと思っていたのですが、見習って一本のみで全て弾き切りました。
リリースの日程が決まりましたらアップします。ぜひ皆さんに聴いてもらいたいです。

週末のコンサート

この土曜、日曜はニューヨークの北でのコンサートでした。ハドソン川沿いを北へ進むこと2時間程で牧草地帯が広がります。都会のじめっとした暑さから離れ、すかっとした空気が最高でした。

土曜に演奏したミラートンという町のAnnex。もともとは教会だったそうです。
ソロギターにもってこいの空間でした。
二日目はさらに北へ行き、ヒルズデールという町の図書館のコンサートシリーズでの演奏でした。ワールドカップの決勝と同じ時間だったのにもかかわらず来てくれた人には感謝です。こういうコミュニティー系のコンサートはいろんな人達が来てくれて面白いです。
また今週からツアーも続きます。新しい場所も楽しみです。

JAPAN TOUR

少しずつ9月下旬からの日本ツアーの予定が決まってきました。今回は去年も一緒に行ったパーカッショニストの武石聡さんとのデュオと、ソロでも数カ所回ります。みなさんに久しぶりに会えるのを楽しみにしています。

そして10月頭には韓国で行われるJarasum International Jazz Festivalにデュオで出演します。これも非常に楽しみです。

ここ数週間はニューヨーク近辺にいましたが、明日のコンサートを皮切りに少しずつ遠征が増えてきます。今週末はまだニューヨーク州ですが、北上して演奏してきます。

下記今決まっている日本のスケジュールです。

9/27(土) 浜松 ハーミットドルフィン(ソロ)

9/29(月) 神戸 萬屋宗兵衛(デュオ)

9/30(火) 岡山 城下公会堂(デュオ)

10/8(水) 京都 live spot RAG(デュオ)

10/9(木) 東京 キチム(デュオ)

10/10(金)横浜 KAMOME(デュオ)

10/12(日)神奈川湯河原 ギャラリー飛ぶ魚(ソロ)

   

7月

ニューヨークも本格的な暑さになってきました。日本ほどではないですが、ニューヨークは海が近いのか割と蒸し暑いときもあります。弦が錆びるのもはやいです。

レコーディングに向けて一曲一曲構成などを見直しています。作品が少しでも面白くなるように、でも自然にというのを心がけながら取り組みたいと思っています。
最寄りの駅からの景色。週末はビーチへ向かう人達でごったがえします。
またここ最近はECM(ドイツのレーベル)の昔のレコードを聴き直したりもしています。今になってすごく響いてくるアルバムが多いです。

The Other Side of the World

最初に自分のCDをリリースして10年が経ちました。バンド名義のCDで”The Other Side of the World”です。10年を経て家に段ボール箱がたくさんあったのがおかげ様でだいぶ減り在庫が残り少しになりました。

自分のアルバムを普段聴くことはありませんが、時折聴き直すことがあります。久しぶりにこのアルバムを聴いてみました。今とは違う音楽性、プレイですが、このときならではの勢いがあります。言葉ではうまく表現できませんが、最初のアルバムということもあってそれまでの様々な自分の思いや音楽観が詰まったものになっていると改めて思いました。

自分にとってこの作品の季節は夏です。暑い夏の日にボストン郊外でレコーディングをしたのを思い出します。

i-tunesではいつでもダウンロードできますが、アルバムをCDとして欲しいという方がおられましたら、まだ下記のページから購入できます。
http://www.cdbaby.com/cd/interoceanico

購入に関し質問などあれば、mail@hiroyatsukamoto.comまでお願いします。

ソロライブ in NYC

本格的な夏らしい天気が続いています。個人的にはワールドカップ観賞を楽しんでいます。

新しいCDの製作に向けて曲を練習したり構想を練ったりしています。

来週は久しぶりにニューヨーク市内でのソロライブです。

動画

日本は梅雨でじめじめとしてることかと思います。こちらも何となく雨が多いような気もするこのごろです。

先週のバーモントでの演奏がYou Tubeにあがっていました。普段よく演奏しているスコットランド民謡の”Water is Wide”です。単にメロディーを繰り返しているだけでも気持ちのよい曲で、デュオでもどこまでシンプルにできるかといった感じで演奏しました。