ミシガン

夏のミシガンは気持ちがいいです。前回は真冬でそれはそれできれいだったのですが雪に悩まされたので今回はそんな心配もなくすがすがしいです。

一日目は図書館でのコンサートシリーズ。

お店のような”Open”という看板がおもしろかったです。
空腹での演奏だったので終わってすぐがっついてしまいました。
二日目はリボニアという町へ。ここにあるライブハウス”Trinity House Theatre”にて演奏。この場所のことはいろんな人達から聞いていましたがやはり素敵な場所でした。聴きに来る人も演奏側も音楽にぐっとフォーカスできる環境が素晴らしいです。ミシガンの人達は暖かいです。

録音

新作の録音をブルックリンでやりました。今作は武石さんとのデュオがメインでそれに加えてソロを数曲。できるだけ生の音をうまく再現できるようにと録音しました。
今回は武石さんには演奏だけでなく、エンジニアとしても活躍してもらい、そのプロぶりに感心させられました。

前作「Heartland」をリリースしたのは2年前ですが録音自体はさらに前になりますので、かなり久しぶりのレコーディングで楽しかったです。この3年程でためていたアイデア、思いを今作に注げたのではと思っています。

ギターはマイク4本で録音しました。
こんなシンプルな数個のパーカッションですが、目を閉じて武石さんのプレイを聴いているとオーケストラのようなダイナミクスを感じます。今回は自分もギターを持ち替えたりしようかと思っていたのですが、見習って一本のみで全て弾き切りました。
リリースの日程が決まりましたらアップします。ぜひ皆さんに聴いてもらいたいです。

週末のコンサート

この土曜、日曜はニューヨークの北でのコンサートでした。ハドソン川沿いを北へ進むこと2時間程で牧草地帯が広がります。都会のじめっとした暑さから離れ、すかっとした空気が最高でした。

土曜に演奏したミラートンという町のAnnex。もともとは教会だったそうです。
ソロギターにもってこいの空間でした。
二日目はさらに北へ行き、ヒルズデールという町の図書館のコンサートシリーズでの演奏でした。ワールドカップの決勝と同じ時間だったのにもかかわらず来てくれた人には感謝です。こういうコミュニティー系のコンサートはいろんな人達が来てくれて面白いです。
また今週からツアーも続きます。新しい場所も楽しみです。

JAPAN TOUR

少しずつ9月下旬からの日本ツアーの予定が決まってきました。今回は去年も一緒に行ったパーカッショニストの武石聡さんとのデュオと、ソロでも数カ所回ります。みなさんに久しぶりに会えるのを楽しみにしています。

そして10月頭には韓国で行われるJarasum International Jazz Festivalにデュオで出演します。これも非常に楽しみです。

ここ数週間はニューヨーク近辺にいましたが、明日のコンサートを皮切りに少しずつ遠征が増えてきます。今週末はまだニューヨーク州ですが、北上して演奏してきます。

下記今決まっている日本のスケジュールです。

9/27(土) 浜松 ハーミットドルフィン(ソロ)

9/29(月) 神戸 萬屋宗兵衛(デュオ)

9/30(火) 岡山 城下公会堂(デュオ)

10/8(水) 京都 live spot RAG(デュオ)

10/9(木) 東京 キチム(デュオ)

10/10(金)横浜 KAMOME(デュオ)

10/12(日)神奈川湯河原 ギャラリー飛ぶ魚(ソロ)

   

7月

ニューヨークも本格的な暑さになってきました。日本ほどではないですが、ニューヨークは海が近いのか割と蒸し暑いときもあります。弦が錆びるのもはやいです。

レコーディングに向けて一曲一曲構成などを見直しています。作品が少しでも面白くなるように、でも自然にというのを心がけながら取り組みたいと思っています。
最寄りの駅からの景色。週末はビーチへ向かう人達でごったがえします。
またここ最近はECM(ドイツのレーベル)の昔のレコードを聴き直したりもしています。今になってすごく響いてくるアルバムが多いです。

The Other Side of the World

最初に自分のCDをリリースして10年が経ちました。バンド名義のCDで”The Other Side of the World”です。10年を経て家に段ボール箱がたくさんあったのがおかげ様でだいぶ減り在庫が残り少しになりました。

自分のアルバムを普段聴くことはありませんが、時折聴き直すことがあります。久しぶりにこのアルバムを聴いてみました。今とは違う音楽性、プレイですが、このときならではの勢いがあります。言葉ではうまく表現できませんが、最初のアルバムということもあってそれまでの様々な自分の思いや音楽観が詰まったものになっていると改めて思いました。

自分にとってこの作品の季節は夏です。暑い夏の日にボストン郊外でレコーディングをしたのを思い出します。

i-tunesではいつでもダウンロードできますが、アルバムをCDとして欲しいという方がおられましたら、まだ下記のページから購入できます。
http://www.cdbaby.com/cd/interoceanico

購入に関し質問などあれば、mail@hiroyatsukamoto.comまでお願いします。

ソロライブ in NYC

本格的な夏らしい天気が続いています。個人的にはワールドカップ観賞を楽しんでいます。

新しいCDの製作に向けて曲を練習したり構想を練ったりしています。

来週は久しぶりにニューヨーク市内でのソロライブです。

動画

日本は梅雨でじめじめとしてることかと思います。こちらも何となく雨が多いような気もするこのごろです。

先週のバーモントでの演奏がYou Tubeにあがっていました。普段よく演奏しているスコットランド民謡の”Water is Wide”です。単にメロディーを繰り返しているだけでも気持ちのよい曲で、デュオでもどこまでシンプルにできるかといった感じで演奏しました。

imagine

先日初めてセントラルパークのストロベリーフィールドへ。ジョンレノンが住んでたダコタハウスの近くです。

ジョンレノンがなくなって30年以上経ちました。”Imagine”と地面に書かれギターを持った人達が”Imagine”を歌っていました。その様子を見ていてなにか言葉で表せない気持ちになりました。

ヴァーモント

この週末はヴァーモント州へ。土曜日曜と武石さんとデュオで演奏してきました。

さすがにヴァーモントは遠かったです。ニューヨークから北へ約6時間半ほど。

一日目は去年行ったブランドンという町のBrandon Music。イギリス人夫婦が経営しているお店で、元々納屋(Barn)だったのを改装して天井の高い素敵な空間になっています。

ブランドンでのセットはこんな感じ。
ブランドンでのコンサートを終えてその足でさらに北のバーリントンへ。演奏は翌日の昼でしたが翌日の帰りの長いドライブを考え前日入りしました。
二日目はこの町バーリントンでのバーリンドンディスカバージャズフェスティバルでの出演でした。バーリントンはヴァーモント州で最も大きな町です。
バーリントンの町並み。向こうに見えるのは湖。
この寒い地にやっと夏がやってくるということで地元の人達が今の季節を精一杯楽しもうというのが伝わってきました。このジャズフェスは町のいろんな所にステージがあるのですが主催者が今回は自分たちの音楽も考慮してくれたのか屋内でのスペースでの演奏でした。そのため演奏する側も聞く側も集中できよかったです。
二日間デュオでやって本当にいろいろと個人的に勉強になりました。これからの演奏の方向性なども考えていきたいと思っています。
ヴァーモントのこの時期は非常に緑が深く長旅でしたが両日とも晴天にも恵まれ良い週末でした。しばらく武石さんとの演奏はありませんが、このデュオで9月終わりから日本でも演奏しますのでこちらもぜひ見に来て下さい。去年とはまた違った世界を楽しんでもらえるのではと思っています。