ミズーリ 〜 コロラド

カンサス州でのコンサートの後、ミズーリ州へ移動。コロンビアというカンザスシティーとセントルイスのちょうど中間くらいに位置するコロンビアという町でのコンサート。
この日は「ギターコンサート」として宣伝してもらっていたようで、ギタリストの方、ギター職人の方などが多かったです。
その後カンザスシティーを経由してずっと西へコロラドへ。本当に長い道のり。
カンザスシティー。かつてベニーグッドマンのようなビッグバンドなどのジャズで栄えた町。アメリカの都市は栄えて衰えてという変化が多い町がたくさんあります。
やっとコロラドへ到着。カンサス、ミズーリとひたすら平らな地形が続いていたので、コロラドへ来ていかつい山を見るとなにかわくわくします。でもやはり寒いです。
到着して演奏した町ヴェイルはスキーリゾート。まるでヨーロッパのような趣きで外からスキーをしに来ている人が多いです。ギターを持っているのは自分くらい。

特にクリスマス前ということもあって、町はホリデーの雰囲気に包まれています。
この後コロラドにあと3日滞在します。

カンサス

アメリカの真ん中カンサス州に来ています。昨日の朝ニューヨークのラガーディア空港からノースキャロライナのシャーロット経由でカンザスシティーに昼に到着。コンサートのオーガナイザーが迎えに来てくれてその足で早速連れて行ってくれたのはバーベキュー。初日ということでかなり小さめを頼んでもこの大きさ。
スペアリブ、野菜、そしてシナモンアップル。
夜はカンサス州の州都のトピーカでのコンサート。高い天井で抜けるような音で気持ちよく演奏できました。アメリカ中西部の人達は何か素朴で暖かい印象です。もちろんどこでもいろんな人がいますが。
それと告知ですが、先月京都で収録させてもらったくるりのラジオ番組「FLAG RADIO」の放送が12/7(月)午後9時−10時まであります。京都のαステーションですが、最近はインターネットのradikoで他の場所でも聞けるようです。だらだらと話してますがよかったら聞いて下さい。

近いコンサート

前回、今回と家から近い場所で演奏でした。どちらも電車一本で行ける場所で、かなり移動は楽でした。

一つ目はロングアイランドのイーストメドーという町でのコンサート。割と年配の人が多かったです。お客さんの層によってやる曲、音楽をあまり変えることはありませんが、反応が違っていてそれぞれ面白いものです。

そしてこの前の土曜はフラッシングという町でのコンサート。ここへは電車で一駅です。この町は中華街として栄えていて歩いていてもアメリカにいるとは思えないような雰囲気です。この辺りへ来るときは大体中華料理を目的に来るのがほとんどなので、演奏で来ると不思議な感じでした。

そんな環境にありながらホールはなかなかきれいでやりやすかったです。
アメリカは先週感謝祭が終わり、クリスマスに向けて町も人も動いています。

ハリスバーグ

今週はペンシルバニア州のハリスバーグへ。規模はフィラデルフィア、ピッツバーグの方がだいぶと大きいですが、ハリスバーグはペンシルバニアの州都です。
今回は列車アムトラックを使っての移動。快適です。
去年の秋以来のここでの演奏でしたがいつもよくしてくれるスタッフたちとの再会嬉しかったです。最近は毎回少しずつ違うことをしようといろいろとペダルを使って即興的な要素も入れています。
ハリスバーグの中心、州会議事堂
ハリスバーグも他のアメリカの都市同様深刻な問題を抱える町で、走っているとそれがいろいろと目に入ってきました。コンサートの翌朝、ホストに案内してもらいました。
 朝頂いたのはオートミール。いろんなフルーツも入っていて美味しかったです。

Gramercy Guitar Trio

Gramercy Guitar Trio(左から自分、ピート、エマ)

アメリカに戻って最初のライブは、グラマシーギタートリオでした。マンハッタンのロックウッドミュージックホールにて。ピートケネディー、エママンガー、そして自分の3人。タイプの違う3人が一緒にやることで何か面白いものができればということで始まったこの企画。

確かにやっていて面白かったです。と同時にギターが3人となるとなかなかバランスも難しく課題もたくさんんあると感じたりもしました。ソロでの演奏が多かったなか、こうやって即興の多い人との演奏は楽しいものです。

ツアーが終わりました。足を運んでくれたみなさん、どうもありがとうございました。
ツアーの後半の数日を振り返ってみます。
東京の後、名古屋へ。名古屋はアコースティックギターのライブをよくやられているArt & Music Space 源で。名古屋は初めてでしたが、ここでも暖かく迎えてもらえてまた戻ってきたい町になりました。ほんとに十年以上あっていなかった人達も突然来てくれたりして嬉しかったです。
翌日はこれもまた初の広島のライブ。早く着いたので平和公園を歩きました。考えさせられました。

広島ということで腹ごしらえはこれ。
大学時代のジャズサークルの佐古さん、むつこさんにはお世話になりました。そしてニューヨークから今ちょうど日本ツアーを終えたばかりのギターの高免さんもかけつけてくれました。
次の日は朝早く広島を出発し鳥取の倉吉へ。到着すると今回のコンサートを企画して頂いたギタリストの中村好伸さんが迎えに来てくれて会場のお寺、吉祥院へ。お寺へ着くと住職さんに挨拶、ジャズがお好きとのこと。

この日はギターの中村さんとパーカッションの岩本象一さんが先にやってくれてその後自分がやりました。お寺独特の懐かしいような匂いをかぎながらとてもいい夜が過ごせました。
吉祥院の表門
なんともいえないギター、ペダルと仏様のマッチング
翌日は電車で紅葉の始まった美しい風景をみながら岡山まで。
時折見える河がきれいでした。
岡山はこれで3回目、戻ってきたという感がありました。演奏した城下公会堂の素晴らしいスタッフの心使いもあってリラックスした雰囲気を作ってもらうことができました。この日はオープニングで、岡山の植田章敬さんがきれいな歌声を響かせてくれました。
終わってここの2階で、日本に南米音楽を昔から紹介されているパイオニア的な岡本さんと語り合いました。楽しかったです。
今回のツアーでは今までのソロの延長に加えて、朗読やループペダルで少し新しいことも試しました。まだまだ課題はありますが、これから何か新しいものを作れたらと思います。

関東

今日は関東での最終日、明日から名古屋へ。
関東一日目はアコースティックギターサミット。本当に楽しかったギターばかりの夜でした。
ヤマハホールにて終演後みんなと
翌日はinter FMのピーターバラカンさんのバラカンビートへ。オリジナル曲とスコットランド民謡を演奏しました。
次の日はこのツアーで京都でのロビンとの共演に次ぐもう一つの共演ライブ、シンガーソングライターのコトリンゴとの演奏でした。昼間横浜のスタジオに入り彼女とリハーサル。双方のオリジナルとアメリカのフォークの曲を一曲。自分のオリジナルもとてもいい感じに入ってくれたのですごく新鮮でした。
ライブ後、カモメのマスターも入れて一枚
翌日は湯河原での午後のコンサート。今回もお世話になった五井さんと前川さんが朝ホテルに迎えに来てくれ湯河原まで海岸沿いのドライブ。天気にも恵まれました。
演奏したのは丘の上にある、ギャラリー飛ぶ魚。そこからはみかん畑の向こうに太平洋が望め最高に気持ちのいい場所です。
五井さんと前川さんと。お世話になりました!

ツアーレポート

東京に来ています。京都の翌日は浜松へ。浜松は今自分が使用しているギターが出来た町です。それを作ったのが、ギター工房の本郷ギター(本郷道太さん)。素晴らしい楽器職人です。駅に着くと本郷さんが迎えに来てくれてそのまま工房の方へ。
秋刀魚を頂きながらギター、音楽の話などを楽しみました。そして今のギターの状態をまずはチェックしてもらいました。特にアメリカではいろんな気候の場所に行くので気になっていました。
ギターをチェックする本郷さん。
夕方ライブ会場のなんでモールへ。ギターのライブをよくやっておられるということでこの日もギタリストの人達が来てくれました。楽しい夜でした。
そして次の朝、東京へアコースティックギターサミットへ。会場は銀座のヤマハホール。昼間はギターのワークショップ、そして夜はコンサート。この日は、クラシック界から、大萩康司さん、村治奏一さん、そしてジャズ系の小沼ようすけさん。自分の出番は最初だったので、そのあと、客席にまわり3人の演奏をたっぷりと楽しませてもらいました。とても楽しいイベントでした。
ヤマハ一階のロビーには、出演するそれぞれのギタリストが選ぶ好きなレコードを紹介するコーナー。自分はトニーライスのソロアルバムを紹介しました。
美しいヤマハ銀座ホール。気持ちよく演奏できました。
この日はくるりのベーシスト、佐藤征史さんが観に来てくれました。再会できて嬉しかったです!
ツアーはまだ続きます!

京都

今日はツアーの初日、京都でのライブでした。会場はここ何年か毎年演奏させてもらっているRAG。今日のみチェロ奏者のロビンを迎えてのライブでとても楽しかったです。

午後から京都市役所の近くのスタジオでロビンとリハ。今回は彼はチェロ以外にもいろいろと細かい楽器を持ってきてくれました。

今日はせっかくだからといろいろと実験的な試みも試してみました。まだまだ良くなると箇所もありますが、試すことができてよかったなと思います。

明日からはソロですが、また自分の中に課題を作りつつ演奏楽しみたいと思います。明日は浜松へ。今使っているギターを作ってもらった本郷ギターの本郷さんにお世話になります。

2 guitars

今週末はロングアイランドにてギタリストのピートケネディーとのコンサート。その準備をしています。自分の曲、彼の曲、そしていくつかのカバー。

ピートとは3年程前にマサチューセッツのフェスで知りあい共演して以来、家がニューヨークというのもあって、たまにセッションしたりしてきました。自分にとっては兄貴的な存在です。アメリカの音楽でギターというものがどのように使われてきたか、それぞれのルーツミュージックのスタイルにとても精通していて、演奏していて、また話していて勉強になります。

3年前、フェスの演奏後。
今回はアコギに加えてエレキも持っていこうかなと思ってます。
同時に、日本でのロビンとコトリンゴとの共演のための、アレンジなどもやってます。こちらも楽しみです。