西海岸2

向こうに見えるのはフッド山。オレゴンは素晴らしい眺めでした。
カリフォルニアでのライブを終えて次は一つ北の州オレゴンへ。サンフランシスコからオレゴンのポートランドへ。移動したこの日は演奏がなかったのですが、ポートランドギターソサエティーの集まりがあるというのでギターを持って行ってきました。たくさんのアコースティックギタリスト、ギターファンが集まっていて結局2曲弾かせてもらい楽しい時間をすごしました。この辺りはギターが盛んと聞いていましたが本当でした。
翌日はポートランドから南へおりたレイクオズウェゴへ。非常にきれいな町でした。翌日はそこから東へ入りフッドリバーという町へ。雨も多く緑が本当に豊かでここで2日間泊めてもらいました。この辺りは戦前から日本人移民が多く住んでいたということで今でもこの辺りは日系で農園をやっている人がいるということで日本人の名字を見かけました。ここまで当時よく来たなあと思います。ここでは100年の歴史を誇るここの図書館での演奏。雰囲気がいいとやはりやりやすいです。
梨の畑の広がるオレゴンの景色
翌日は泊めてもらった近くにイギリス人のミュージシャンがいるというので出会ってきました。そしてせっかくだからということで地元のミュージシャンも誘ってくれて夜はセッションに。久しぶりのセッションで楽しかったです。
次はぐっと南へ下りてベンドという山間の町へ。きれいで緑に囲まれたところで、アメリカ各地からここに移住して来る人が多いというのも納得できました。途中ネイティブアメリカンの居住区を通り、その地元の食堂で一息。アジア人のような顔をしたネイティブの人を見ると親近感がわきます。
ベンドに着くと良い感じのポスターが貼ってありました。
翌日は朝また出発し、山脈を越えてポートランド方面へ。途中は背の高いレッドウッドが茂る森をひたすら走り、途中は標高が高いため結構吹雪いていました。この日は土曜日だったので、まず昼のコンサートをやってから終わってすぐ今度は太平洋沿いの町リンカーンシティーへ。大西洋はよく見ていますが、太平洋が見れてよかったです。用意してくれていたホテルは部屋から海を望める最高のロケーションでしたが、着いてすぐライブで翌日も暗いうちに次の町へ出発したのでゆっくりできなかったのが残念です。
ほとんどいれませんでしたが泊まった部屋は最高に気持ちのいい環境でした。
翌日はオレゴン州のもう一つ上のワシントン州へ。日曜で朝の教会のサービスでまずゲストミュージシャンとして弾いてきました。そして教会のみなさんと食事を共にし、午後はコンサート。さすがにちょっと眠かったですがなんとか乗り切りました。自分自身信仰深くはないですが、教会の中にいるとみんないろんな問題、悩みなどを抱えてやってきてここに来ていろんな人と関わり助け合っていてこういうことでたくさんの人が次の一歩を踏み出せる機会になってると思いました。
このツアーの最後はワシントン州の州都オリンピアでのコンサート。ツアーの最後たくさんの人が観に来てくれて盛り上がり嬉しかったです。終わってからホストのパートナーが働いているレコード屋に行きました。こういうレコード屋が今とても少なくなったので思わず昔の癖で漁りました。今回は4枚のCDをゲット。
ツアー最終日。
その後インディアンの人達のやっているシーフードの店に連れていってくれました。穴場ということで海の近くで新鮮が魚介類が最高でした。そしてこの量!ありえない量です。西海岸での約2週間が終わりLA経由でニューヨークに戻りました。


カリフォルニア

カリフォルニアでの4日間のコンサートを終えて、オレゴンに着きました。ニューヨークから来るとこちらの気持ちいい天気が新鮮です。

初日はサンフランシスコの少し南のレッドウッドシティーにて。さすがに東海岸から飛行機に7時間ほど乗ってからの演奏だったのでちょっと変な感じでした。その日はライブ終わってバタンと寝ました。

翌日は北へ向けて走り、ワイナリーが広がる景色を見ながら気持ちのいいドライブ。途中ゴールデンゲートブリッジも通りました。

演奏したのはオキシデンタルという山間の町。もともとイタリア人が住み着いて町を作ったらしくなかなか雰囲気のある所でした。

演奏したOccidental Center for the Arts

演奏したホールは天井も高くかなり音響的に良かったです。緑あふれるこの周辺でもう少しいろいろ見れたらよかったのですが、次のコンサートのため朝早くまた出発。

次はまた南のベイエリアに戻り土曜昼は、フリーモント、そして夜はバークレーでコンサート。この辺りに来たは初めてですが、カリフォルニアらしい独特の雰囲気を場所にも人にも感じました。コンサートで出会ったおじさんはカリフォルニアのことを聞くとしきりに「Freedom, freedom」と言ってました。

翌日はサンフランシスコ湾を渡ったマウンテンビューという町でのコンサート。このコンサートはここに住むアコースティックギタリストDoug Youngが企画してくれて彼とのジョイントライブでした。彼は自分と同じくDADGADチューニングを用いることで知られていて、彼の書いた本で昔練習しました。彼の家に行くと驚いたのは素晴らしいギターの数々。時間があったので順番に説明を受けながら弾かせてもらいました。楽器屋でなくこうしてリラックスしてゆっくりいろんなギターを試せる機会というのはめったにないので貴重でした。そしてよかったらライブでも好きなのを使っていいよと言ってくれたので数曲借りて演奏しました。ライブの最後は二人で2曲やり楽しかったです。
また今回のカリフォルニアでは、たくさんのギター職人にも出会いました。それぞれ自分らしい面白いギターを製作されています。昨日は日本人ビルダーの山本さんもコンサートに来てくれて話ができてよかったです。
Dougのギター。アコギ好きにはたまらないですね。

ギターの弦

日本は桜の季節ですね。こちらは厳しい寒さは過ぎましたが、まだ肌寒いです。今日から西海岸へツアーへ出ます。

少し前にライブ会場になっていたギター屋さんでManganというメーカーの弦紹介してもらい、その弦を使ってライブをやったところ気持ちよく弾けました。そこから話が繋がりこのメーカーのアーティストになりました。

コロラドの山の麓でなかなか気合いを入れて作っているこのManganの弦。弦にもギターにも完璧というのはないと思いますし、楽器との相性みたいなものもあるかと思いますが、今回気に入った弦に出会えて嬉しいです。今回のツアーは新しいこの弦で行ってみたいと思います。

下はこの弦のビデオです。

ニューハンプシャー、ヴァーモント

今週は北東部3州(ニューハンプシャー、ニューヨーク、ヴァーモント)で演奏でした。寒いかなと思ってましたが、やはり寒く雪もまだ相当残っていました。
一日目はニューハンプシャーのピーターボロという町でのコンサート。まず到着するときれいに保たれた古い煉瓦の建物が好印象で、建物の中に入るとここがまた天井が高くとても良く響くホールでした。来てくれた人達も皆暖かい人達でした。
ニューハンプシャーのBass Hall。1800年代に建てられたそうです。担当のゴードン。

この日はこのコンサートのホスト、ゴードンの家に泊めてもらったのですが、舗装道路からさらに3キロ程オフロードに入らないと行けないということで、雪もまだ深かったため、車を舗装道路の最後に止めてから彼の四駆で乗せてもらいました。
翌日は雪の降る中ニューヨーク州のグリーンウィッチという町へ。ここでは去年も演奏し、いろんな人達との再会を楽しみました。ここも全て木で作られたスペースで音がとても良かったです。ここ最近音響担当の人とどのように接するか、何を伝えるかということをよく考えます。場所によっていろんな人が担当していてそれぞれの耳をもって音を作っていきますが、どこまで任せるか、どこまで自分で作るか、本当に難しいです。でもゴールはシンプルで、自分側で、自分の弾き方で、音色も音量もコントロールできるようになることです。
最後はヴァーモントへ。日曜の朝のすがすがしいドライブでした。マンチェスターという山に囲まれたなかなかお洒落なきれいな町でした。

ニューヨークの州都のアルバニー。古い町です。

南部

今回は南部で4つ演奏でした。ジョージアで2カ所、アラバマ、サウスキャロライナで1カ所ずつ。

一日目はアラバマ州北部のメントンというところ。アートギャラリー、ショップ、レストラン、そしてコンサートスペースが一緒になった良い雰囲気の場所でした。


     近くのFort Payneの町。アメリカの古い町という感じが残っています。

ジョージアへ向かい途中に通ったLittle River Canyonの滝。

翌日はジョージアのアルファレッタという町のジャズクラブVelvet Noteでの演奏。このアトランタ付近の渋滞はいつもすごいので驚きます。ここは去年演奏してこれが2度目。ジャズ系ということでお客さんも着飾って聴きに来ている中でのジャズらしくないセットでしたが楽しんでもらえたようでよかったです。

翌日はサウスキャロライナのハーツビルでのライブ。だいぶポカポカとして気持ちが良かったです。演奏したのはギターショップ。オーナーのBootは自分のギターも作っていていろいろと見せてもらったりアイデアを聞かせてくれたりと楽しかったです。
この辺りはまだまだこういう未舗装の道路が結構あります。
最後はまたジョージアに戻り、カミングという町のカミングプレイハウスでのコンサート。1800年代に建てられた古いシアターでとても美しい外装内装でした。

今回はアラバマとジョージアでは日本人の方も観に来てくれて嬉しかったです。アメリカにもいろんな所に日本の人が住んでいるんだなあとあらためて思いました。

動画

先週のニュージャージーでのライブの動画があがっていました。

もう一人の出演者Jann Kloseとのデュオでやった、スコットランド民謡のWater is Wideの動画です。Jannは10日程でこの曲を学んでくれてかなり歌い上げています。よかったら見て下さい。

https://www.youtube.com/watch?v=ay1lIzSraYk

CT, NJ, MA

今週は東海岸3州、コネチカット、ニュージャージー、マサチューセッツで演奏でした。
コネチカットはパーカッションの武石さんとのデュオ。数年前コネチカットのギターのフェスでデュオで演奏したときに観に来ていた家具屋さんの夫婦が気に入ってくれて、うちでもコンサートやってみませんかというのがきっかけでこれが3回目です。このコンサートのお客さんの醍醐味は、店に置いてあるどのソファーに座ってもいいということで、早く来た人からいろいろと座り心地を試しながらソファーを選んでいました。
今回登場した武石さんのこだわりのマイク。ドイツが東西に別れていたころ東側で生産されていたものらしいです。
最近ソロのギグが多かったのでデュオは楽しいです。新しい曲も書かないととまた痛感しました。来月までに仕上げたいです。音のことなどいろいろ道中さとしさんと話もできて楽しい半日でした。
翌日はニュージャージーで演奏。この日はもう一人ドイツ生まれのシンガーJann Kloseと一緒でした。途中で二人で2曲演奏しましたが、とても楽しかったです。いつもやっているスコットランド民謡のWater is WideはどうかとJannに相談したところ曲を覚えてきてくれて熱唱してくれました。
ライブ後共演したJannと。ドイツ生まれの南アフリカ育ち、どうりで英語が自然なはず。
日曜はマサチューセッツのケープコッドまで。3ヶ月ぶりのケープコッドでしたがやはりまだ寒く、コンサートの途中から雪が降り始め帰る頃は真っ白でした。
Woods Holeという町の図書館での演奏でしたが、この図書館は町の所有ではなく個人の集まりが大切に保管し運営しているということでとても良い雰囲気でした。
腹ごしらえに用意してくれたのは、好きなPulled Porkとニューイングランドらしいクラムチャウダー。美味しかったです。
今週はまた南部へ向かいます。

コネチカット

今週末は2つコネチカットで演奏がありました。金曜は予想通りの渋滞でしたが早めに出たので大丈夫でした。今日は日曜ということもあり特に問題なく現地に早く着きご飯を食べる余裕もありました。

今日はチェスターというこじんまりとした町のアートギャラリーでのコンサートシリーズ。オーナーのレイフさんの描いた作品がたくさん展示してありました。そこまで絵のことは分かりませんが、とても惹き付けられるような色の使い方でした。

レイフさんの作品の前で。
まだ雪の残るチェスターでの半日でしたが、自然の中で絵に囲まれてリフレッシュできたひとときでした。演奏的にはいろいろと課題が見えたコンサートでしたが、それを修正しながら次のライブをできたらと思います。

作曲

毎日とても寒い日が続いているニューヨークです。今週はライブなしです。昨日はマンハッタンへ友人のライブを聴きにウエストビレッジまで。他のミュージシャンにも出会えてライブも刺激的で行ってよかったです。

少し前に作曲を頼まれて作ってなかったのに取りかかりようやく形になりほっとしています。あとは依頼主が気に入ってくれるかどうかですが。

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