インディアナ、ウエストヴァージニア

今週は初のインディアナとウエストヴァージニアへ。

昨日はインディアナ州のリッチモンドでのコンサート。平らなコーンと大豆の畑を抜けながら走りました。演奏したのは,1883年に建てられたビクトリア調の建物。アメリカではこういう古い建物の持ち主はそれをいろんな人に見てもらう機会を増やすという意味でもコンサートなどのイベントをやったりしています。
今日は東へ向かい、ウェストバージニアに入りました。東へ行くに連れて地形が高くなってきて山が増えてきます。演奏したのは州の北西部のモーガンタウン。大学があるということで町には大学生のはじけた若さが溢れていました。
 演奏したMonongalia Arts Center。これまた歴史的な建物です。
終わってスタッフの人達と地元の手作りピザの店へ。ウェストバージニアの知らなかった話などをいろいろ聞きました。

マサチューセッツ

今日はマサチューセッツ州のクインシーへ。ボストンから南へ30分ほど。

ボストンに着いて外へ出て空を見上げるとやはり落ち着くのはなぜか不思議です。セイントパトリックデーということもあり電車も緑色で溢れていました。

演奏したのはThomas Crane Public Library。とても古い建物です。演奏した空間も木の匂いがしそうな所でした。前回も書きましたが最近はこの場所の雰囲気でこちらも気分が変わります。

雪の予報でしたが今夜から降り始めるということで何とか逃れました。コンサートに足を運んでくれた日本人と中国人のアーティストのカップルと終わったあとしばし合流させてもらい楽しい時間を過ごせました。

まだまだ冬を感じた寒い一日でした。

ニューヘブン

昨日はコネチカット州のニューヘブンへ。ここ3年ほど、毎年演奏している家具屋さんでのライブ。いろんなメーカーの家具を扱っているのに加えオリジナルのものも置いているとても雰囲気のある場所です。

今回も去年同様様々なソファの置かれている空間での演奏。ライティングも今回はかなり暗くしてもらい雰囲気を作ってもらいました。自分のようにソロで演奏する場合はこういった演出も結構大切だと思います。それが演奏に影響を直接与えるというよりもどれだけお客さんも演奏する自分も音楽にフォーカスできるかというところです。

3月中頃ですがまたニューヨークは少し冷え込んでいます。明日は雪の予報ですがマサチューセッツに向かいます。

テネシー/ノースキャロライナ

テネシー州とノースキャロライナ州での演奏が終わりました。

この辺りを走っていると山の景色、匂いが日本と似ているのかなんとも懐かしい気分になります。こちらの方が山は高く深いですが。


向こうに見えるのはグレートスモーキー山脈。この辺りの山は本当に青く見えて美しいです。

アッシュビルの次はテネシーに移動してモーリスタンでの演奏。着くとなかなかいい感じのコンサート会場の雰囲気を作ってくれていました。ここは小さな町ですが日本の企業もあるということで日本人の方も駆けつけてくれました。

テネシー州モーリスタウンのRose Center
最後はこれで3回目となるテネシー州の山間の町コズビーでの演奏。ホストの長髪のBill、そして今回初めて出会った京都生まれのDavid。

アッシュビル

今日はノースキャロライナ州のアッシュビルでライブでした。この辺りはやっぱり山がいいですね。気候も気持ちいいです。

去年この近辺で演奏した時に来てくれた人との再会もありましたし、地元の日本人の方も足を運んでくれて暖かく迎えてもらえました。
明日は山を越えてテネシー州に入ります。

コネチカット、メリーランド

今週はコネチカットとメリーランドでライブでした。コネチカット州はダンベリーの大学での演奏で、若者たちと久しぶりに接して何か懐かしい感じがしました。単純に元気だなあと思いました。
自分のセットの前にはオープンマイクがあり、様々なパフォーマーが一曲ずつ披露していくのを客席で楽しませてもらいました。
金曜に一度家に戻って、今日はメリーランドへまた南下しました。演奏したのは海辺の町イーストン。ダウンタウンが古くて整っていてとてもいい雰囲気です。天気も穏やかで気持ちのいい日でした。

ベラフレックと共に自分の名前も乗っているのが嬉しかったです。

イーストンのダウンタウン。

お客さんがぐっと聞けるリスニングルーム。こちらの気持ちも引き締まる思いです。
特にソロギターは本当に部屋の環境や、他の音に左右されるジャンルだと思います。それがやりがいでもありますが、なかなか難しい部分でもあります。

シャーロッツビル

バージニア州のシャーロッツビルに来ています。昨日はここでライブでした。前からいろんな人達からいい町だよと聞いていましたが、確かにいいです。それとミュージシャンにとってもアパラチア系の音楽をやる、また学ぶにはとてもいい環境だと思いました。

ライブの前にここのラジオ局、WTJUでのインタビューと生演奏をやってきました。アメリカのラジオ局は大学に入っている場合が多く、大学といってもスタッフは大学外の人達が管理していて、音楽的にもとてもフォーカスしている事が多く素晴らしいです。

       

ライブは1960年代からルーツ系の音楽のライブをやっているPrism Coffeehouseでの演奏で、いろんな音楽に触れているのか、ここの人達は気に入ってくれてまた戻ってきたい場所になりました。

ニューハンプシャー

今週末はニューハンプシャーで2つコンサート。懐かしいボストンを経由して北上しました。針葉樹林と雪のきれいな景色を抜けて辿り着いたのはリンジという町。この町の教会でのコンサート。珍しい形のパイプオルガンが美しかったです。
教会は基本的に響く構造になっていますが、難しいのは響き過ぎること。それを制御することはできないためボリュームをどれくらいでやるかというのがキーだと思います。その分サウンドチェックにもつい時間がかかってしまいましたが無事終わりました。
 
翌朝目が覚めると雲のない快晴。雪のせいでとても眩しいです。

コンサートのホストに朝食へ地元のレストランへ。アメリカの典型的なオムレツでした。

今日はアメリカで最もビッグなスポーツイベント「Super Bowl」の日。フットボールです。生憎家に帰る道中と重なってしまい今年は見れませんでしたが、冬の景色を堪能することができてそれもよかったと思います。
この辺りにくるとスノーモービルが盛んで、カナダまでスノーモービル専用のトレイルが作られていて行けるということです。湖でも氷が厚い箇所では走ったりしている人達もいました。

南部ツアー終了

今日で南部ツアーが終わりました。
昨日はアラバマからジョージア州のメイコンへ。やはりアトランタで渋滞にひっかかりましたが、余裕を持って出ました。
演奏したのは時代を100年遡ったかと思えるような空間 Little Carnegie of the South。実際に1800年代に作られた建物。自分の音楽とはちょっと違った雰囲気かと思いましたが気に入ってもらえたようでよかったです。
    
ステージには2台のスタインウェイのピアノが。
このような上品な雰囲気ですが、ここメイコンもエリアによって廃れた所も多く、犯罪など深刻な問題を抱えている町で、そういう部分も今回いろいろと見ました。アメリカのいろんな場所で同じような問題があると思いますが中々解決は本当に難しいと思いました。
今日は朝にメイコンを出発して北のダルトンという町へ。テネシー州に近い山がきれいな所でした。この辺りまで来るとアパラチア山脈の一環で落ち着きます。
ジョージア州ダルトン
この日は自分の他にブルーグラス畑のシンガー/フィドラーのベッキーバラーのバンドが出ました。やはり南部の人にとってはこういう音楽が好きなんだなあというのが客席で見ていて伝わってきました。
開演前

 ベッキーのバンド。
ここのところずっと演奏する側だったので久しぶりに客席からライブを楽しませてもらいました。

アラバマ

ジョージア州での演奏を終えてアラバマ州に入りました。昨日演奏したのは、タスカルーサという町。アトランタから南西へ3時間程。この町は大学があるためインターナショナルな生徒も多いということでライブも様々な国籍の若者が足を運んでくれました。日本の方も来てくれました。

南部に来るときの自分の楽しみはバーベキュー。日本で言うバーベキューとはまたイメージが違うと思います。今日はこのタスカルーサでも最もオーセンティックなArchibaldsという店。ほんとに小さな店で1962年からやっているという老舗。バーベキューも極めてシンプルですが最高でした。

        

バーベキューを堪能した後は次の町フォートペインへ北上。ここはカウボーイの町という感じの印象で昨日のインターナショナルな雰囲気はほとんどないです。

演奏したのは昔の煉瓦の建物をリノベートしたとても雰囲気の良い空間。この日はライブと同時に録音もして後に編集した後ラジオとして流れるということです。なので途中でインタビューコーナーもあったりしたのですが演奏はいつも通りやりました。

    

終わってこの日のコンサートを取り仕切っていたラッセルと。
明日からまたジョージアに戻って残り二つコンサートです。