イリノイ

ウィスコンシンからイリノイへ。今回はウィスコンシンのマディソンからシカゴまでバスで移動しました。そこからイリノイで5カ所。
最初の2カ所はシカゴの郊外でのコンサート。この辺りは人口が多いのもあって車の数も多いです。2日目のライブを終えて帰る途中韓国料理の店が目に入り思わず飛び込みました。久しく食べていなかったアルチゲを堪能。移動ばかりだったのでたっぷり食べて復活しました。
3日目はイリノイをずっと西へ移動し、アイオワ州との境に近いケンブリッジという町へ。イリノイとアイオワはミシシッピ川で分けられています。河へは行けませんでしたが、かつで南部ブルースマン達がミシシッピ川に沿って北上しシカゴに行き着いたと思うとものすごい距離だと感心します。シカゴに移った南部の彼らがエレクトリックギターに持ち替え発展させたのがシカゴブルース。それを聴いて育ったローリングストーンズやレッドツェッペリンがロックを作ったのいうのが流れ。おもしろいもんです。
イリノイを西へ行くとひたすらコーン畑が広がり山のない広大な大地です。ものすごく晴天だったかと思うと急に雲行きがあやしくなり雷雨が通り過ぎていきました。その後はまた晴れてきれいな夕暮れでした。コンサートに来てくれた人達はなんとなくレイドバックしてシャイな感じがしました。基本的にカウボーイの文化なので(音楽でいえばカントリー)自分のような音楽を聴くのは初めてだと言っていました。
時間が止まったかのようなケンブリッジのダウンタウン。
次は東へ、ミシガン湖沿いのエバンストンという町へ。一日目はここの音楽学校でマスタークラス。いろんな楽器の生徒がいたので主にブルース、ジャズをやりました。この日泊めてもらったのはこの学校で教えている先生のティム。彼自身シカゴ出身のブルース系のベーシストで、シカゴのブルースシーンについてもいろいろと語ってくれました。ここ最近シカゴブルースをよく聴いていたので、彼から興味深い話をいろいろと聴けて楽しかったです。
ミシガン湖
このツアーの最後は同じくエバンストンでのコンサート。元々3年程前にニュージャージーのバス停でたまたま出会ったシカゴ在住の日本人の西野さんが日本人の友人を連れて駆けつけてくれました。ツアーの最後に日本の方に出会えて嬉しかったです。ツアーの最後に暖かい雰囲気の中演奏ができてよかったです。