東から西へ

12月最初は、ヴァーモント州とニューヨーク州北部へ。北へ進むに従って雪が深くなってきます。特にニューヨークの北部にはアディロンダック山脈という非常に広大で深い山が広がっていて、このあたりはもう真っ白でした。アコースティックギターの表面の木材としてよく使われるのがこの地方でとれるアディロンダックスプルースという木です。この近隣のハンドメイドギターの製作家は材木屋と繋がりながら地元の木をゲットしているようです。
今週末は打って変わってロサンゼルスへ。約1年ぶりでやはり冬というのにそれを忘れてしまう、からっと暖かい天気。
一年中こんな天気のところに住んでいるとなんとなく、レイドバックするというか、take it easyという感じになるのでしょうか。
演奏は2日間同じシアターでした。いつもは1つライブが終わると翌日違う町へ移動しますが、今回同じ町の同じ場所での演奏ということで、こんなに楽なことはあるのかと思いました。トーランスという町での演奏で、昔から日系移民も多く、このシアターを作ったのもその一人、George Nakanoという人物で、Nakano Theaterという建物でした。
演奏したシアター。

コンサートにも日系の2世、3世の人たちの姿がありました。彼らの話を聞いているとたくましいなあといつも思います。世代を通してそう生きなければならなかったのだと思いますが。シアターの隣には空手の教室があり、日系の先生と子供たちが大きな声を出して稽古をしていました。懐かしい気持ちでしばらく見入っていました。