メリーランド、ヴァージニア、ウェストヴァージニア

カリフォルニアから寒い東海岸に戻り、メリーランド、ヴァージニア、ウェストヴァージニア州の3州で演奏してきました。

金曜日にNYCを抜け出すのはいつも苦労しますが(渋滞で)、この日もできる限り早めに出発したつもりも出るのに結構時間がかかってしまいました。南下する途中で演奏する予定の教会の人から電話があり、雪が積もっていて、今夜は止む予定だが、温度がかなり下がるため道路が凍結の可能性があるとのこと。もし出来れば明日の午後に延期できないかと。翌日のコンサートは割とそこから近かったので、オッケーと返答し、結局翌日2本ライブをやることに。ソロライブは気楽そうに見えても全て自分でやらないといけないためかなりエネルギーを使いますが、なんとか無事2本終えました。

2本目のライブの企画者リックはギターおたくで、いろんなジャンルのギタリストのインタービューを長年してきた人ですが、同時に珍しいギターのコレクターでもあります。サウンドチェックを終えて、僕のギターを見てくれるか?、と地下の部屋に案内されると楽器屋のように壁にずらりとヴィンテージギターがかかっていました。それを楽器屋の店員のように1本1本説明しながら渡してくれ弾かせてくれた楽しいひと時でした。もし気に入ったやつがあればライブで弾いてもいいよということだったので、その中の1本を気に入り、ライブでも3曲それで弾かせてもらいました。

Gibson L-OO (1931)

弾いたのはギブソンの1931年製のLOOというモデルで、マホガニーのなんとも柔らかい音が本当に気持ちが良かったです。これだけ時間が経つと音色もドライで自分のギターとのコントラストもお客さんも楽しんでくれたとのことでした。こういうタイプのギターは今まで弾いたことがなかったですが、外見のイメージと実際の音、引き心地は違うなと痛感しました。音や音楽を言葉にして説明することは可能ですが、本当の意味ではやはり出来ないのでしょう。

これまで子供の頃からギターを弾いてきましたが、自分のフォーカスはどちらかというと、楽器そのものというよりも音楽や曲作りであって、楽器は道具という感じできましたが、最近はいろんなところでギター好きな人たち、いろんなギターに出会う機会があり、ギターのこと、歴史、構造など、そういうことも自然と自分の中に入ってくる中、自分自身でももう少し深く学ぶのもいいなと思っています。

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