久しぶりに帰国します。今回は関西でライブします。
京都はいつもの昔通いつめたライブハウス、RAG(ラグ)で8月22日やります。関西のみなさんぜひ来てください!
TEL&FAX 075-255-7273
久しぶりに帰国します。今回は関西でライブします。
京都はいつもの昔通いつめたライブハウス、RAG(ラグ)で8月22日やります。関西のみなさんぜひ来てください!
また南部へ。「アメリカ南部」という響き自体日本にいる高校生くらいの頃から、魅力的でいろんな想像をかき立てる言葉だった。と同時になんとなく暗いイメージも伴っていた。それは好きでよく聴いていたデルタブルース、ソウル、Allman Brothers Bandのようなサザンロックが醸し出す、湿ったダークな雰囲気もあってだろう。
サウスキャロライナ、ジョージア州あたりを走ると、車窓から入ってくる湿気、暑さ、時折見える濁った川からいろんな音楽が聞こえるようだ。
オーガスタでの演奏の翌朝町を流れるサヴァンナ川へ。止まったように見えるがゆっくりと大西洋へ流れている。近くにはジェームスブラウンの銅像が。町で会った人は誇らしく彼のことを話してくれた。一方で中には彼の躍進を良く思っていなかった人もいたようだが。当時の人種の問題を考えると彼がこの南部の町からスターになった過程で様々な複雑なものを通りながら進んできたのだろうと思う。人気のない日曜の朝の目抜通りを歩きながら彼のタイトばグルーヴとハスキーな歌声が聴こえてくる。少し遠くに目をやると、昔奴隷時代から使っていたCotton Mill(綿工場)の建物がいくつも静かに佇んでいた。
最近ブログはあまり書けていませんが、相変わらず演奏は続いています。3月の終わりは久しぶりに長いツアーに西海岸へ。Northwestと呼ばれるオレゴン州とワシントン州で演奏してきました。シアターから、ポートランドのお寺、そしてネイティヴアメリカン博物館の隣でのコンサートまでいろいろと色んな人の前で弾きました。
もう今年も3月に入りました。ニューヨークの2月は異様に暖かい数日がありましたが、また寒い日が続いています。
今週は数あるライブ会場の中でも自分にとってかなりのお気に入りの(音響と雰囲気)テネシー州はリバティーという場所でのコンサートをライブストリーミングすることになりました。日本時間は、3月10日(土)の午前10時30分からです。
ナッシュビルから東へ1時間ほどに位置する場所で、昔の線路の枕木を会場の壁に用いたとてもいい雰囲気の場所です。お客さんとの距離も近くライブ感の溢れるセットアップで、アメリカ南部のライブの雰囲気を感じてもらえたらと思います。よかったらぜひ見て下さい。下記のリンクに行ってもらい、Pay What You Wantという箇所をクリックし、一応ドネーションというシステムになっていますので、好きな額を入れてもらえれば閲覧することができます。
https://www.concertwindow.com/149623-liberty-arts-live
このビデオは前回このリバティーで演奏した際のものです。
アメリカは11月終わりのThanksgiving(感謝祭)が終わり、年末までをHoliday Seasonと言って、多くの人が一年で好きな季節であると同時に、クリスマスのプレゼント交換のためのショッピングのためにとてもストレスで慌ただしくなる時期でもあります。クリスマスが商業的になってしまった 今は、感謝祭の方が純粋に人と人が集まる機会ということで好きだ、と最近会った何人かは言っていました。
人は良くも悪くも暮らす中で自分の心地良い場所、自分にあったスタイル、好みの枠の中で生きている。自分自身も含め、子供の頃の環境、節目節目で選択してきた結果の積み重ねが今の居場所を形成していることがわかる。だがそのために他のこと、他のスタイルで暮らす人との距離が出来たり、自分には疎遠だ、また自分はそういうタイプではないと決めつけていることも多々あるだろう、また今更変えるつもりもなく変えるのは面倒だということもある。例えば、自分は理系だ、文系だとか、インドア派、アウトドア派だなど。
7月中旬にミシガン州のランシングという町でライブをやった際、その楽器屋、Elderly Instrumentsのスタッフの方が見にきてくれました。終演後彼が自分のところに話に来て、気に入ってくれました。そしてもし明日時間があれば、うちの楽器屋に来て動画をいくつか撮影しないかと誘ってくれました。Elderly Instrumentsは全米でも有数の非常にクオリティーの高いギターショップで これまでもミーハーとして訪れたことがあったので、「もちろん」と返事をして翌朝向かいました。
店開店前だったので朝9時前に着きコーヒーを入れてくれ動画撮影に挑みました。まずは自分のギター本郷ギターのナイロン弦で撮りました。それがこちらです。
そしてそのあと、珍しい楽器で撮影しないかと言われ持ってきてくれた一本が下のMartinでの動画。非常によく出来た楽器で高音から低音まできれいに鳴ってくれるそんな印象でした。値段は約190万円。数日前に聞くともう売れたとのことでした。
ブログご無沙汰してました。5月の日本でのライブを終えてアメリカに帰ってきてから相変わらずいろいろと回っています。
先週末は自分の好きなマサチューセッツ州のニューベッドフォードのフェスティバルに参加してきました。今回で3度目、2年振りの出演でした。このフェスの面白いところは、各自のソロのセットの他に、ワークショップという名で同じステージに4組ほどミュージシャンが出て、順番に弾いていく設定があることです。そして時にはその場でコラボのようになったりもするので、出演者もお客さんもそのどうなるかわからない所があり、その緊張感みたいなものも楽しんでいます。
今回の自分の最初のワークショップの名前は、”Guitar Men”。ギターにフォーカスしたもので、アメリカからはPete KennedyとHarvey ReidのベテランギタリストとカナダからJ.P. Cormierというギタリスト。そして自分の4人でステージに立ちました。それぞれ違ったスタイルでステージからでしたがリスナーとしても楽しめました。自分は基本的にカバーはほとんどやらないのでオリジナルでいきました。
色んなミュージシャンが出ているのもフェスティバルならでは。今回はAoife O’DonovanやPatty Lankinなどのちょっとキャッチーな女性アーティストもいる中、今まで知らなかったアーティストと知り合えるのも楽しみの一つです。なかなか自分の出番の合間に色んな他のミュージシャンをゆっくり見る余裕はなかなかないですが、それでも今回の発見はJoshua Davisというミシガン出身のシンガー/ギタリスト。歌もギターも洗練されていて感動しました。こういう風にギターの音が出せるのはなぜだろうと思います。
そして2日目のワークショップで一緒になった、Joe Jencksというシンガー。終わってから彼からCDをもらい今週のミシガンツアーに持ってきてひたすらこのアルバムを聴きこみました。声が良く非常にクオリティの高い歌です。
このフェスから家に帰って翌朝の早朝ミシガンへ。今回のハイライトはリボニアという町でのライブでJason Dennieというギタリストとの共演でしょうか。スティール弦を自由に操る人でギターの音の出し方がツボでした。彼が最初のセットを弾きましたが、自分の出番を忘れるくらいお客さんとして楽しみました。そして急ですが、せっかくなのでと彼にライブの最後に日本語のオリジナルに急遽入ってもらいました。色んな所にすごいのがいるなあ、もっと練習しないとなあ、と思いながらミシガンを後にしました。
昨日の横浜で今回の日本でのライブが終わりました。今回は滞在が短く少ない本数でしたが、どれも心に残るライブでした。
初日は初の東広島へ。着くと今回のコンサートを企画して下さった大東さんが迎えに来て下さりその足でおすすめのお好み焼きへ。目の前の鉄板でおじさんが焼いてくれその手さばきが凄かったです、そしてもちろん味も最高でした。
演奏した西条公会堂は今年2月にできた新しいお店でとてもやりやすく雰囲気の良い空間でした。終演後もスタッフの方が打ち上げを用意して下さってとても良い印象で東広島を後にしました。
この月曜には大阪大学で講義、演奏をしてきました。久々に大阪の北摂に行きとても懐かしい気分でした。学生さんたちも皆さん優秀で質問も鋭いものが多く、こちらも逆にいろいろと勉強になりました。外国人の学生も多く日本に住んでそこまで長くないにもかかわらずアカデミックな専門用語の日本語を自由に話していてかなり圧倒されました。