Illinois

初のイリノイ州でのコンサートを終え、雪のニューヨークへ帰ってきました。
演奏したのはシカゴ郊外のDowners Groveという町にあるフォークのベニューTwo Way Street Coffee House。始まったのが1970年ということでかなり昔からやっている老舗です。こういうCoffee Houseというのは普通の喫茶店ではなく(喫茶店の場合もありますが)、フォーク系の生演奏をやっている場所のことです。ライブの前にオーナーと話していたら今は有名になっているあるミュージシャンが高校生のときに初めてライブをやった場所だという話を聞いてそれだけの長い時間が経っているのかと驚かされました。
今回ライブには日本人の方達にも来てもらってこういう初めての場所で日本語で話せるのはかなりほっとしました。中西部の話などもいろいろと聞けて楽しかったです。
さすがに長い年月生のフォークを提供してきた場所だけあって、その雰囲気からもオーナーの話からも学ぶことは大きかったです。自分自身の音楽もやり方なども見つめ直す機会にもなりました。
帰りまでの余った時間で少しでも散策できたらと思いシカゴまで電車で行きました。初めての町でどこに行けばいいのやらという感じでしたが少し歩いて気持ちよかったです。シカゴ名物と教えてもらったStuffed Pizza (とても分厚いピザ)や、Ribを食べる時間がなかったのが残念ですが、また次回。あとシカゴブルースのライブもまた行くときはぜひ体験したいです。

北へ

ニューヨーク北部ローチェスターから帰ってきました。ニューヨーク市から地図で斜め左上(北西)の方向へ6時間半ほど。ニューヨーク州がほんとに広いことをあらためて思い知りました。
ニューヨークでこれだけ寒いのだったらおそらくかなり寒いだろうとは分かってましたが、やはり冷え込んでいました。
午前中ラジオでインタビューと生演奏をした後時間があったので、ローチェスターを少し散策した後、五大湖の一つオンタリオ湖へ。ローチェスターはかつてカメラのKodakで栄えた町でしたがその当時に比べると人口も随分減ったということです。Kodakが衰退して今は使われていないかつての工場跡が残っていました。
市内にある大きな滝High Falls。かなりの水量でびっくりしました。
初めて見るオンタリオ湖。風が強く外にいてられないくらいの寒さでした。これでも五大湖の中で一番小さいみたいですが大き過ぎて海のようでした。
到着してすぐにラジオ局WRURへ。生演奏で3曲やりました。
写真は収録後Scott Regan。暖かい人柄でした。
コンサートをしたBernunzio Uptown Music。本当に様々なバンジョーで溢れかえっていました。オーナーのJohnはバンジョー弾きだけあって今回たくさんいろんなことを教えてもらいました。この店は珍しいヴィンテージを揃えていることで名が知れていて、日本からも買い付けにくる人がいるということです。演奏後も来てくれたギタリストを交え遅くまで楽器談で盛り上がった夜でした。

ローチェスターへ

日本も雪がすごかったというニュースは聞きましたが、こちらは先週はこの冬一番の冷え込みでした。写真はニューヨーク郊外の湾です。
今日は明日のコンサートのため夜行バスでニューヨーク州の北西部ローチェスターに向かいます。カナダもすぐそこです。現地に着くのは朝になります。
明日の午前はラジオWRUR局の番組でインタビューと生演奏をやります。こちらの午前11時からなので日本では夜中ですが、次のウェブサイトから聴くことができます。ページ下の方のWRUR 88.5 Stream Playersという所を探してみて下さい。

ロードアイランド

週末はロードアイランド州へ。

フォークミュージックの場所Sandywoods Farm Center for the Artsでの演奏でした。

ニューヨークから大西洋沿いを北上して約4時間。”Ocean State”という呼び名が付いているということもあって海との関わりの深い州です。
去年出演したマサチューセッツのNew Bedford Folk Festivalのディレクターも演奏した場所から家が近いということもあって今回はいろいろとお世話になりました。
早朝向こうを出て今日は昼のブルックリンでの演奏になんとか間に合いました。

Dave Liebman

昨日はサックスのDave Liebmanの前座として演奏してきました。

Dave Liebmanと言えば、ドラムのElvin Jonesのジャズの名盤「Live at the Lighthouse」での有名なソロの人です。昔日本にいた頃はレコードからカセットに録音してテープでこういうジャズの作品を聴きました。生で見るのは今回が初めてだったのですが、ものすごく説得力のある音でした。あと楽器の音色がほんとに美しくしびれました。

こういったジャズのミュージシャンの前で演奏するのはなかなか緊張するものですが、時にはこういった刺激も必要だなと思います。学ぶものも非常に多いです。
しばらく聴いていなかった彼の音源を引っ張り出して聴いてみようと思います。

一月

2013年です。早いものです、少なくとも自分にとっては。
アメリカでは1月の初めになると下のような光景をよく見かけます。家に置いていたクリスマスツリーを捨てています。こちらではアパートなどでも本物の木を置く人が多いので、新年を過ぎ通りを歩いているとこうして木が横たわっているのが目に入ります。
ここ何日かは曲作りに取り組んでいます。書いては消して、といういつもの繰り返しですがやらないことには曲ができないのでやるしかないです。
来週はロードアイランド州で初めて演奏します。そして今月末にはおなじニューヨーク州ですがほぼもうカナダとの国境に近い五大湖のオンタリオ湖のそばにあるRochesterでコンサートがあります。両方共こんな寒い季節に更に北へ行くことになりますが、どんな感じのところか見てこようと思っています。

2012

今年も終わりに近くなってきました。

今年は自分にとっては新しいアルバム「Heartland(ハートランド)」を発表できたことがよかったです。

昔やっていた弾き語りのスタイルを元に新しく曲を書きようやく完成しました。リリースして下さった333discsに感謝です。
CDはオンラインでは、アマゾンや、手紙舎のサイトからも購入できます。かなり長い時間をかけて作り込んだ作品ですので、まだ聴いておられない方には是非聴いて頂きたいです。
また昨年リリースしたアコースティックギター1本によるアルバム「Solo」も新しいジャケットで新たに出ました。
演奏ではいろんな場所に行きました。写真を載せたいと思います。
メンフィス。
ブルースのライブハウスが立ち並んでいました。
同じくメンフィスにて、ディッティーTV局での収録。
ミシシッピ川
コネチカット州にて。
Rogerio Boccatto(パーカッション)とJean Rohe(ヴォーカル)と。
ロングアイランド半島の先端モントーク。
マサチューセッツ州ニューベッドフォードにて。
Pete Kennedyと共演。
同じくニューベッドフォードにて。ワークショップ。
フィラデルフィア。
グレートスモーキーマウンテン。
ニューヨーク。
パーカッションの武石さんにはお世話になりました。
ボストン。
かつて通い詰めた懐かしい街角。
横浜。ツアー初日。
このツアーでは朗読を各地でやってもらいました。
NHK-BS  エルムンドの収録。
東京でのライブ後、サポーターの皆さんと。
どうもありがとうございました。
メリーランド州。演奏したヒルチャペル。
マサチューセッツ州。
テネシー州ノックスビル。
ラジオ局WDVXでのコンサート。

ギター

今年活躍したギター2本。両方とも本郷ギターのもの。

ここ4、5年使っているこちら。かなり弾き込みました。
元オールマンブラザーズバンドのギタリストJack Pearsonも気に入って弾いてました(メンフィスにて)。
こちらは今年の9月に出来上がったばかりの新しい方。ここ3ヶ月弾いていますが相当気に入っています。バランスが素晴らしくこれから弾き込んでいき変化していくのも楽しみです。
http://www2.odn.ne.jp/hongoh-guitar/

Rubin Museum of Arts

今年最後の自分のライブは今日が最後でした。
演奏したのは、マンハッタンのルービン美術館。ヒマラヤ系のアートに重点を置いたきれいでおもしろい美術館です。
武石聡さんとのデュオで、完全な生楽器のみの音での演奏でした。全て生で演奏するのは、他の楽器とのバランスを考えるとなかなか実戦上は難しい部分もありますが、どう楽器本来の音を響かせるかという根本的な課題を与えられる点ではとても学ぶことも多いです。
武石さんの演奏は最高にやりやすくかつクリエイティブです。彼がニューヨークのシーンにおいて他のミュージシャンから大きな信頼を受けているのも納得です。
今年も去年に引き続き、いろんなことに手を出すのをできるだけ抑えて、ひたすら同じ曲を繰り返し弾くということでやってきました。ジャズをやっているときはついついいろんなことに手を出していましたが、一つのことを形にするということがいかに難しいことかということをここ何年で感じてきました。そうやって焦点を絞ることによって初めて新しい景観が最近やっと見えてきた感じです。

教会続き

ここ最近教会で演奏することが増えました。今日はニュージャージーの教会でコンサートでした。こっちのフォークミュージックのコミュニティーと教会とは関わりが強く、コンサートの場として教会が使われることもかなり多いです。
クリスマス前ということもあってきれいに飾りつけなどがしてありました。今まではキリスト教はカトリックとプロテスタントというのがあるというくらいしか知りませんでしたが、最近こうして教会で演奏するようになって、何となくいろいろな違いなども勉強になっています。

最近のこのくらいのサイズの場所では上記の感じのセットアップです。
今日朗読を読んでくれたRonさん。いい感じで読んでもらいました。