今年最後の遠征はメリーランド州へ。
最初バルティモアに着きラジオ局WYPRの番組へ。Midday with Dan Rodricksという番組で、このダンさんは毎週月曜から金曜まで担当している看板的なホスト。この番組自体がいろんな時事問題なども扱う内容ですが、さすが彼はいろんなトピックでも鋭い意見を発していました。
今年最後の遠征はメリーランド州へ。
最初バルティモアに着きラジオ局WYPRの番組へ。Midday with Dan Rodricksという番組で、このダンさんは毎週月曜から金曜まで担当している看板的なホスト。この番組自体がいろんな時事問題なども扱う内容ですが、さすが彼はいろんなトピックでも鋭い意見を発していました。
先週からテネシーとノースキャロライナ州に行ってきました。
一つ目の演奏はテネシー州のノックスビルのビジターセンターでのラジオの公開ライブ”Blue Plate Special”。これで3回目です。今回もお客さんも暖かく楽しく演奏できました。
この辺の人達はほんとに音楽が好きだというのが伝わってきます。
同じ日の夜はノックスビルのThe SHAREhouseというコンサート。4月にやってこれでここは2度目です。独特の雰囲気でいい感じでしたがこの日は特に冷え込んでいて結構演奏していて寒かったです。前から何度かやりとりをしていたテネシー在住の日本人の方も見に来てくれて嬉しかったです。
来年の新しいプロジェクトの一つは詩人とのコラボレーションです。3月にあるパフォーマンスの準備のためボストンへ行ってきました。
詩人Timothy Masonはフォークと詩のシーンで長い間活動してきた非常に渋い人です。今回はケンブリッジにある彼の家に滞在し、いろいろとアイデアを共有しながら話合いました。
詩といっても本当に様々で、短いものから、さらに話のようなStorytellingまでありいろいろと勉強になりました。個人的なエピソードを語る所から始まり、最初は普通に話をしているのかと思って聴いていると徐々に詩の世界に引き込んでいくTimothyのやり方はすごいなと思いました。彼の朗読は緩急、ダイナミクスの幅がとてもあって、長いものになると10分を越えるにもかかわらず全て記憶していて言葉がどんどん連なっていきます。
自分の詩や日本の詩も次のパフォーマンスではやろうと思い準備していったらアイデアをくれて面白い感じに仕上がってきました。今回はかなり英語の特訓にもなりました。
Timothyの家を出たあと、かつて過ごした懐かしのボストンのバークリーの近くまで行きました。新しい建物が出来ていたりと変わった部分はありますが、この150とみんなが呼ぶメインの古いビルは健在でした。
楽器を持った学生達が闊歩する姿がとても懐かしかったです。もう見知った顔はいないですが、朝から晩までジャズ浸けだった日々を思い出しながら初心を顧みた一日になりました。
隣の州ニュージャージーの教会でのコンサートでした。いつもの魔の金曜日ということで渋滞を予期してかなり早めに出て正解でした。
演奏したのはちょうど昨年の今頃に演奏したAllwood Community Churchです。前回見に来てくれた人も戻ってきてくれて嬉しかったです。
教会はやはり音がよく響きます。古い教会での演奏はそれだけで演奏前の雰囲気を作ってくれるような気がしてやりやすいです。
昨日のセットアップ。昨日はコンデンサマイクを使いました。音を拾い過ぎてフィードバックが怖いですがなかなかいいものです。
休憩では、教会からちょっとした飲み物、食べ物が振る舞われ、いろんな人達との交流を楽しみました。教会の人達はコミュニティーの結束が強いということを改めて感じました。
最近同じような曲が多い中新しいものも取り入れて行きたいと思っているのですが、なかなかそう簡単には思いつかないものです。
この週末はメリーランド州ボルティモアへ。
ニューヨークからは約3時間程。今回はハウスコンサート。前にも書きましたがハウスコンサートという形はアメリカのフォークではよくあるコンサートの形で、
リビングルームで演奏します。ミュージシャンにとっては、宿泊とコンサート会場が同じという意味ではとても楽です。演奏が終わって疲れていても、すぐに自分の部屋に戻るだけです。
今回は年齢も人種も様々な人が集まってくれました。暖かい雰囲気で途中で質問も飛び出すような感じで時間が過ぎました。こういうコンサートをいろんな場所でする度に様々なアメリカを感じます。個人個人が抱えるいろんなこと、そしてその地方ならではの色。
翌日はホストのウェンディーが送ってくれる途中で港を通ってくれました。アメリカでも最も古い町の一つボルティモア。かつてはたばこなどの輸入などで栄えたそうです。ただ他のアメリカの港町、工業都市と同じくして、一度栄えた後廃れることによって町の中心部から人が減り治安が悪化するというパターンもこのボルティモアも取っています
デュオでの演奏で、パーカッションの武石聡さんとは9月の日本以来の共演でした。久しぶりのデュオの感覚が演奏が進むにつれて蘇ってきて気持ちよかったです。
この冬一番の冷え込みという感じの寒い一日でしたが、長らく会っていなかったニューヨークの友達も足を運んでくれて再会できてよかったです。
演奏したSpectrumは居心地の良いリビングルームのような暖かい空間でした。元々はコンテンポラリークラシカル音楽を提供する場として始まったようです。
昨日はこの場所の音響を担当しているローレンスのこだわりのマイクのみで演奏しました。生っぽい感じもやはり良いなと思いました。
フロリダから帰ってきたらニューヨークの寒さがずきんとしみてきます。
今回は土曜日曜とフェスでの演奏でした。土曜は雨模様でしたが翌日は快晴。本当に気持ちのいい気候です。
今回は一日目はInternational Folk Fairで様々な国の催しが出てるフェスで、現地の日本の方ともたくさん知り合えてとても楽しい一日でした。こちらにおられる日本の方も様々なことをされておられて良い刺激になりました。
そしてその夜はサッカーの試合があるということで、なんとラッキーなことに入れてもらえることになり行ってきました。ここのチームTampa Bay Rowdiesとミネソタの対戦。そしてここで活躍しておられる元日本代表の山田卓也さんのプレイも見ることができました。サッカーをやってきた人間として久しぶりにスタジアムの雰囲気を体験でき熱くなった夜でした。
地元ファンのサインに応じる山田さん。同年代でヴェルディーの黄金時代におられた頃から活躍されているのを知っていたので、こうして今フロリダでチームの要として活躍してフィールドを走り回る姿を見て勇気付けられました。
日曜のステージ。このフェスは、主にアメリカンフォーク系。気持ちのいい野外での演奏でした。
セットアップ。最近はどんどんシンプルになってきました。それでもギターは基本的にマイクとラインの2つで拾ってます。
次の日はフライトまで時間があるのでどうしようかなと思っていたらサッカーの山田さんから連絡があり、せっかくなので海でも行きませんか、ということで車で40分ほどのClear Waterという町のお勧めのビーチへ連れて行ってもらいました。道中いろいろとサッカーの話も聞けて興味深かったです。こうして実際にプロでずっとやってこられた人の話を聞けるというのはとても貴重でした。
ニューヨークではこの季節に普通にビーチがオープンしていること自体考えられないですが、普通に人も寝そべったりしていました。
ニューヨーク市内から2時間程、ギターのショーがウッドストックであるので行ってきました。このイベントの名前はWoodstock Luthiers Showcase、つまりギター製作家が集まり各々の作ったギターを持ち寄るというもの。それに加えてアメリカ各地からアコースティックギターの様々なギタリストがあつまり、ワークショップをやったりミニコンサートをやったりということでとても面白かったです。
ギターの雑誌や話でしか聞いたことの無かったブランドのもの、そしてそれを作った職人と身近に接することのできる機会でした。アメリカは広いですが、こういう世界はコミュニティーになっているので逆に狭いとも言えるかと思いました。
今回は日本人の方も何人か出会い、話をさせてもらい楽しい時間が過ごせました。皆さん相当詳しくてびっくりでした。カリフォルニアからも日本人ビルダーのMichihiro Matsudaさんが来られて展示されていました。