Long Island

3月に入ったというのにニューヨークはまだまだ寒い日が続いています。

日曜日はロングアイランドでのコンサートでした。今住んでいるところから電車に乗り約2時間ロングアイランドを東へ進み、半島のちょうど半分くらいのShorehamという海に接する町での演奏でした。

列車はこの2階になっているLIRR(ロングアイランド鉄道)という電車です。
雪の予報で主催する側は前日の夜までどうしようかと迷っていたということでしたが決行され結果的に雪も降らずにすんでよかったです。
ロングイランドは昔よく教えに行っていた場所で、今回よく通っていた町を通り過ぎ懐かしかったです。
用意されていたライブ用のポスターと。

Live in NYC

久しぶりのマンハッタンでのライブでした。演奏したSpectrumはコンテンポラリークラシックや、実験的な音楽を提供するスペースとして使われている場所で、暖かい雰囲気のリスニングルームです。

ここ最近はフォーク系の場所で演奏することが多かったためどちらかというとそういったフォークのミュージシャンのスタイルでいつものレパートリーを中心にスムーズにライブを最初から最後まで進行していくという感じでやっていましたが、ここで演奏している人達、雰囲気を体感してみて今度はもうすこし違ったアプローチで演奏できればとも考えたこのライブでした。

外にいるのが辛いくらい本当に寒い一日でした。来てくれた人にはとても感謝しています。

NYCソロライブ

長く残っていた雪も今週の暖かさでだいぶとけてきました。ただ、また来週寒波が来るということです。

昨日は先週雪で延期になっていたコンサートへ。メトロノースという電車でマンハッタンからハドソン川沿いをのぼること1時間弱。川を見ながらの乗車はなかなかいいものです。町を抜けると湖のような川が広がって来ます。

コンサートは生でやりました。場所によってはマイクを使わないでやるというのはなかなかチャレンジングなときもありますが、本来は楽器は生のものであるので、根本に還るという意味でもとてもいい機会です。

そして今週は久しぶりにマンハッタンでコンサートです。最近は遠出ライブが多いので、地下鉄で行けるコンサートは非常に気持ちが楽です。雪が降らないことを願っています。

図書館コンサート

今日はニューヨーク郊外の図書館でのコンサートでした。北に行くとやはり雪は深くきれいでした。

図書館内に設けられたいい感じの部屋での演奏でした。
今日は機材も持ち込みでやりました。演奏はいろいろとまた修正箇所なども見つかり勉強になりました。前回と違ったことをやろうと思っても一人でやっているとどうしても安全な方に行ってしまう部分があります。それを少しずつ変えていってうまくバランスを取れたらとは思っているのですが。

メインテナンス

日本も雪で相当大変なようですが、こちらも今年は雪が多い気がします。

今日もニューヨーク郊外でのコンサートのはずが途中まで出かけて結局延期になり拍子抜けして帰って来ました。天候のことなので誰が悪いでもなく仕方ないですが。

帰ってギターのメンテと弦の交換をしました。

弦をはずしてフレットを掃除してレモンオイルを塗ります。こうすることによって乾燥や湿気から指板を守るというものです。アメリカの冬の乾燥はかなりのものです。
これがこのギター、本郷ギターの弦を外したら見える内側。一本一本細部にわたり丁寧に全てハンドメイドで製作されているギター。職人魂とでも言うべきものを感じます。
このギターを使い始めて約1年と少し。いろんな場所に持っていき弾いていますが、音もいい感じでまとまってきています。
本郷ギターのウェブサイトは下記です。いろんな魅力的な楽器が満載です。
明日のコンサートは今のところ決行と聞いています。キャンセルにならないことを願って準備します。

Guitar Summit

土曜日はPhiladelphia Guitar Summitというギターのイベントに参加してきました。

今回はパーカッションの武石聡さんとの久しぶりのデュオでした。ニューヨークから約2時間半ほどで到着。

このイベントは4人のジャンルの違うギタリストが出演する企画で、ジャズ、ブルース、ロック、そして自分ということでいろんなギタリストがいて楽しかったです。

着いてすぐにサウンドチェック。
今回楽しみにしていたのはボストン時代に習っていたギタリストの先生、Sheryl Baileyとの再会。会うのも相当久しぶりでも変わっていませんでした。当時のバークリー時代は自分ももろジャズをやっていたのでいろいろと影響を受けたのを思い出しました。
Sherylのギタートリオ。ギター、オルガン、ドラムスという構成。
ステージの袖から一枚撮ってもらいました。
このイベントでは違ったジャンルのギタリストからもいい刺激をもらいました。弾く内容は違ってもギター弾きはあまり変わらないなと思いました。

ミシガン

ミシガンへの遠征から帰ってきました。初めてのミシガンでの演奏でした。聞いていた通り厳しい寒さでしたが、美しい冬の景色が広がっていました。

今回はアンアーバー、サウスへブン、グランドラピッズ、オケモスという4つの町でコンサートがありました。

デトロイト郊外のいい雰囲気の町アンアーバーからスタートして、そこから西へ進み五大湖沿いの町サウスへブンへ。そしてそこから内陸へ入って2つ演奏してきました。

サウスへブンのFoundary Hall。古い煉瓦作りの建物でかなり良い空間でした。
川も見事に凍っていました。
Foundry Hallの楽屋。これまで演奏したミュージシャンのポスターがたくさん。
防寒して散策に行きました。五大湖の一つミシガン湖。凍っていて不思議な景色でした。凍った上に雪が重なり突起したような形状になっていました。冬は閑散としているこの海岸も夏になるとびっくりするように賑わうということです。
今回もそれぞれの場所でいろんな人達との良い出会いがあり、外は寒かったですが暖かい時間を過ごすことができました。次この地方に戻るのは7月です。今回とはまた違った夏のミシガンを見るのが楽しみです。

スプリングフィールド/グリーンウィッチ

先週末は、マサチューセッツとニューヨーク北部と続けて行ってきました。

マサチューセッツ州はスプリングフィールドという町へ。この町は州で3番目に大きな町で、バスケットボール発祥の地としても知られています。この季節というのもあって、非常に寒い遠征でしたが、皆さん暖かく迎えてくれました。

スプリングフィールドのBing Arts Center
二日目は更に北へ向かいニューヨーク州北部のグリーンウィッチという町でのコンサートでした。向かう途中から吹雪いてどうなるかと思いましたが、なんとか目的地へ辿り着きました。
板張りの構造+高い天井ということもあって、自分の音楽には持ってこいの環境でした。
最近はこのセットが定番です。年々シンプルに。
ぐっとお客さんが聴き込んでくれるような場所で、これまで演奏した中でも最も心地よいステージでした。雪の中足を運んでくれた皆さんに感謝です。
翌朝起きると雪の世界で、気持ちのいい朝でした。

ペンシルバニア

ペンシルバニア州での演奏を終え帰ってきました。行ったのはピッツバーグに近い州の西にあるジョンズタウン。ピッツバーグと同じくかつて19世紀の終わりから鉄の産業で栄えた地域です。かつて栄えた面影が、今も残る鉄工場や建物から垣間みることができ古いアメリカを感じた数日でした。

演奏したVOMA。150年前の教会を改装してライブやイベントをやっています。
ペンシルバニア州でも東部のフィラデルフィアとはまただいぶ違う雰囲気でした。鉄の時代にこの町に最初に住み着いたのが東ヨーロッパ系の人達で、今でも東欧の教会などもたくさん残っていました。
二日目はギターのワークショップをして、夜はブルースのライブがあったのですが、後半で飛び入りをすることになり、久しぶりにブルースを楽しみました。その後、かなり遅い時間だったのですが、雪の中スラブクラブというスロバキア系の人たちのバーへ。地元の人達と過ごした夜でした。
丘の上からの一枚。マイナス15度の寒さでしたが気持ちよかったです。
昼間時間があったので散策に出たもののあまりの寒さに30分もせずにギブアップして戻ってきました。
今回もまた違うアメリカの姿を見れました。アメリカの現実、いろんな問題など、地元の人達との時間の中でいろいろと考えさせられました。そして音楽的にはアメリカ人は本当にブルースが好きだということを痛感しました。

One String

先週までの寒波が去って今週は少し寒さがやわらいでいます。日本も寒いみたいですね。

日本から嬉しいカードが届きました。いつもライブに来てもらっている方からのもので、とてもセンスのいい8枚の写真からなるカードです。表題は”One String”(一本の弦)で
す。

使ったギターの弦の切れ端を撮影されたもので、ギターを弾く自分にとってはよく見る弦の切れ端に変わらないはずが、こうして一枚の写真としてまとめられるとまた違った風に見えるのが不思議です。どうもありがとうございました。

今週末はペンシルバニア州はピッバーグに近いジョンズタウンという町でのコンサートに行きます。ペンシルバニアは非常に横に長い州で、約7時間の行程です。どんな所か楽しみです。