Earl Scruggs

バンジョー奏者のEarl Scruggs(アール・スクラッグス)が亡くなったという知らせを聞きました。88歳だったそうです。

現在のブルーグラスのバンジョーのスタイルは彼によって確立されたといっても過言ではないと思います。洗練された右手のパターンは今聴いてもぞくぞくするものがあります。

自分自身高校の時に、知り合いのおじさんから”Foggy Mountain Banjo”というレコードを借してもらいました。よくある話かもしれまんせんが、針を落としA面の1曲目の”Ground Speed”が流れたときの感覚は今でも覚えています。形容しがたい、艶やかな音色とスピード感に一発でやられました。このアルバムは全曲インストで、大名盤です。彼の若かりし頃の映像があるのでよかったら見て下さい。

Moonshine Show

3月も終わりに近くなってきました。早いものです。

この週末は初めての顔合わせでギグでした。若い人達が集うブルックリンのWilliamsburg。金曜の夜というのに加えて暖かくなってきたのもあってか、外に出る人が一気に最近多くなったようです。ギターのTim Clementのトリオ。カントリー奏法にも精通した今まであまり接したことのないタイプのギタリストで新鮮でした。

土曜はロングアイランドへ。町の喧噪から離れ、郊外に出るとほっとします。

ここ最近日曜の午前中は、ラジオを聴くことが多いでのですが、ニューヨークのWKCR局の“The Moonshine Show”という番組にはまっています。トラディッショナルなブルーグラスばかりかける局で、自分にとってはいい曲ばかりです。オンラインでも聴けます。日本時間は日曜の午後11時からの放送です。

ポッドキャスト

アコースティックギターの音楽を紹介しているアメリカのminor 7thの3月/4月号のpodcastでソロアルバムから紹介されています。今回は、アコギ一本で独自の世界観を作っているイタリア人ギタリストSergio Altamulaと共に、”The Music of Sergio Altamula and Hiroya Tsukamoto”ということで放送されています。興味のある方は聴いてみてください。

minor 7th podcast / March/April Issue 2012

Marzo

早いもので3月に入りました。
ここ何日かは寒い日が多いです。
先月からニュージャージーにちょくちょく行っています。マンハッタンからバスで20分ほどで、ハドソンリバーを越えるとニュージャージー州になります。写真は対岸からのマンハッタンの夕暮れ。
先週メンフィスで薦められて購入したメンフィスのソウルバンドThe Bo-Keysの”Got To Get Back”を気に入って聴いています。8人編成のバンドで、土臭さがなんとも良いです。
昨日は友人のギタリストNils WeinholdのギグにKitanoまで行ってきました。ギターも作曲も非常にアドバンスで、久しぶりに聴いたコンテポラリーなジャズの演奏でした。普段はもの静かな彼ですが、いざライブとなると音と内容の情報量に圧倒されました。

南部

メンフィスから帰ってきました。

今回はいろんな人にも会えてとても充実した3日間でした。金曜は、昼間メンフィスのテレビ局Ditty TVのスタジオライブで演奏してきました。その映像があるのでよかったら見て下さい。空間的にも、そしてスタッフの雰囲気も素晴らしいスタジオで演奏できて楽しかったです。

テレビのスタジオで
演奏の前

夜は実際のライブでした。初めての人達にも聞いてもらえてありがたかったです。今回このようなフォークのイベントに参加できて、アメリカのフォーク、アコースティック音楽の世界の深さを実感しました。

日本人はメンフィスにはいないだろうなあと思っていたのですが、今回のイベントのスタッフとして来られていたのが、Alanさんとますみさんの夫妻でした。ますみさんの地元が京都で、メンフィス出身のAlanさんも京都に16年住んでおられたということで盛り上がり、メンフィスを車でいろいろと連れていってもらいました。おかげで南部を満喫できました。

ギブソンの工場の前でAlanさんと
メンフィスはミシシッピ川のすぐそばにある町で、ブルースの故郷と呼ばれるミシシッピデルタにあります。こういう所からブルースが出て来たのかと思うと感動的でした。最終日は、南部のレコードレーベルStaxのスタジオがあった場所に連れて行ってもらいました。Staxといえば、Otis Reddingのようなソウルです。そんな人達がかつてレコーディングしたスタジオです。
ミシシッピ川
ブルースピアノの大御所Memphis Slimのかつて住んでいた家
そして今回、自分のライブの後、憧れのギタリスト二人とセッションすることができました。日本でもギタリストとして知られるMuriel Andersonと、Allman Brothers Bandにも在籍したことのあるナッシュビルの 職人系ギタリストJack Pearsonです。とても楽しい時間で、終わったのがもう夜中を回っていました。
左がMuriel, 中央がJack